緋色の7年間

制約を原動力に。法律事務所の弁護士と大手企業の法務担当者が、時に制約と闘い、時に制約を迂回していきます。

「見出しシール」の使い方

こんにちは~

今日のテーマは、「見出しシール」の使い方です。「見出しシール」っていうのは、文房具コーナーで売ってるあれです(つたわれ)。厚めの書籍とかのページの端っこに貼り付けたりしますよね。

正直、「見出しシール」は、けっこう使い勝手が悪いです。出っ張るのでカバンに本を入れているとページが破れてたり、本棚に置くと見出しの部分が奥でぐしゃっとなったりします。悲しいです。というか、そもそも開きにくいです…

そこで、そんな悲しいことにならない方法を見つけました。それが、こちら↓↓

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……え? そんなことしたら見出しが見えないって?

 

 

 

これがいいんです。

 

「見出しシール」だからって見出しが見えるように貼る必要なんてないんです。

「見出しシール」を貼る目的は、もちろん該当箇所を探し出せることです。そんなこと当たり前なんですが、よく考えると当たり前でもありません。本来の目的としては、とにかく見出しを素早く開ければそれでいいんです。見出しを「目視する」ことが見出しの究極の目的ではありません

ここで、奇術の話をしましょう。手品です。

奇術師は、特定のカードを認識するために「ブレイク」という手法を使います。「え、どうやって私が選んだカードが分かったの?」ってかんじのあの手品に用いるカードテクニックです。

奇術師は、観客からカードを特定していることが疑われないように、目線は常にほかのところに向けていなくてはなりません。観客から注目を集めるのは常に奇術師の目線の先ですから、視覚的な認識が使えないのです(奇術師の目線の先は常に「ミスディレクション」というわけです)。しかし、奇術師本人は、そのカードを認識し続けなくてはなりません。そこで用いられるのが「ブレイク」という手法、すなわち、カード間の「僅かな隙間」を利用することです。

ブレイク(隙間)をつくれば、どこにカードがあるのかを手触りで感覚的につかめます。実際のカードマジックでは、観客に見えないような位置で小指の先とかをカードの間に挟んだりします。訓練するほどブレイクの大きさは小さくなっていくみたいです。

で、これを書籍のページ特定に転用します

とはいえ、ブレイクは熟練の奇術師レベルの技術ですから、一般人がやるのは難しいと思われます。そこで、「見出しシール」でブレイクを疑似的に成立させようというわけです。とにかく、目的のページを素早く開ければそれでいいんです。

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このブレイク技術の転用に障害があるとすれば、見出しの順序を覚えていない場合です。しかし、見出しの順序を覚えていないのは(法学を学ぶ上で)論外ですから、その場合は、まず見出しの順序(すなわち体系の構造)から覚えてください。むしろ、見出しの順序を覚えないと書籍が使えないというのが転用のメリットのひとつです。適切な順序で学習できます。

あとは、強いて言えば、見出しシールをつけすぎるとその側だけ厚くなるということが若干問題ですかね…(普通に使う場合でも問題ですが)

それではまた~

 

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